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失敗しないために知っておきたい鼻のヒアルロン酸注射のすべて

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鼻の形状の悩み

 

 

美意識の高い人ほど、鼻の形状で悩んでいことが多いように感じます。鼻は顔の中央にあるので、目と同じように、その人の顔の第一印象を左右する重要なパーツです。

 

だからこそ毎朝鏡を見るたびに、この鼻の形、どうにかならないかしら?!と思わずため息をついてしまう方も多いのではないでしょうか。

 

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鼻の形といってもさまざまなコンプレックスがあります。例えば、日本人であるがゆえの悩み、ペッシャンコの低い鼻。女優さんやタレントさん、ハリウッドスターのような鼻筋がすーっと通った高い鼻には憧れますよね。それから、通称団子鼻とよばれる大きな鼻や、鼻が上を向き過ぎて鼻の穴が丸見えのブタ鼻は、日常生活で人とあいさつを交わしている時ですら気になってしまいます。先が曲がって突き出たワシ鼻や、鼻筋に段がある段鼻は男性のような顔立ちを作ってしまいます。左右に広がり過ぎている小鼻は鼻が全体的に横に広がって見えてしまい、顔も大きく見せているかもしれません。

 

こうした鼻の形状には、幼い頃からコンプレックスがあり、ついつい人前に出ると鼻を手で隠してしまうという声も多く聞かれます。

 

理想的な鼻の形状になれたら、毎日鏡を見るのも楽しいでしょう。好きな人の前でも自信を持って自分をアピールできるはずですね。

 

鼻の形状を少し整えただけで気持ちは明るく前向きに、そしてこの先の人生がガラリと大きく変わります。鼻の悩みを解決する方法にはさまざまな施術がありますが、その一つとしてメスを使用する大掛かりな手術を一切行わずに理想の鼻を手に入れられる、最も手軽なヒアルロン酸注射について紹介しましょう。

 

ヒアルロン酸であなたの鼻はどう変わる? ~ヒアルロン酸注射の効果~

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ヒアルロン酸の効果と特徴

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ヒアルロン酸は保湿成分として多くの化粧品に入っています。医療関係では膝や肩などの関節炎の治療や、関節痛改善に効果があるサプリメントにも使われているなど、私たちの生活にはとても身近なものです。

 

さて、ヒアルロン酸とはどのようなものなのでしょうか。

 

ヒアルロン酸は、N-アセチルグルコサミンとグルクロン酸が連結した高分子化合物で、動物や人間の身体のあちこちに存在しています。もともとは眼球の中の硝子体の成分として、アメリカで発見されました。ネバネバとした粘度の高いゲル状で、皮膚や目、筋肉、軟骨、血管、脳などを構成する成分の一つです。人間の身体を形成しているたくさんの細胞と細胞を繋ぎ合わせる重要な働きをしています。

 

ヒアルロン酸は保水力と保湿性がとても高い物質です。ヒアルロン酸1gで約6,000倍にあたる6Lの水分を保つことができるとされています。ちなみに、ヒアルロン酸が発見された眼球の硝子体は、水分が99%だといわれています。これほど多くの水分が眼球からこぼれずに保たれているのは、ヒアルロン酸が存在しているからで、つまりは、ヒアルロン酸は高い保水力と保湿性を持っているからということになるのです。

 

このヒアルロン酸の特徴を活かして、美容整形では多くの施術に取り入れられています。もともと人間の体内にある成分なのでアレルギーの心配も少ないです。またメスを使わない施術として用いられているので、施術後の痛みや腫れは少なくて済みます。施術後すぐに普段通りのメイクをするのも可能です。

 

どのような身体の悩みに、ヒアルロン酸を使用した施術は行われているのでしょう。

 

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加齢による悩みで最も多いとされるのが、鼻の脇から唇の端にできる「ほうれい線」です。このほうれい線があるかないかで5歳も老けて見えるといわれていますが、この部分にヒアルロン酸を注入することで、シワは薄く目立たなくなります。施術後は若々しく元気な顔立ちを取り戻せるということになります。

 

ほうれい線と同じように眉間のシワや額、目尻のシワもヒアルロン酸を注入することで薄く、目立たなくすることができます。

 

唇など口元へのヒアルロン酸注入も若返りの効果があります。唇にヒアルロン酸を注入することで、唇の縦ジワを薄くしたり、キレイなピンク色を帯びた血色の良い唇にしたり、女性らいしいボリュームのあるふっくらとした唇にすることもできます。さらに口角が上がり頬や口元のたるみを改善する効果も期待できます。

 

ヒアルロン酸はバストアップにも適しています。ヒアルロン酸を胸に注入するとボリュームのあるグラマーなバストが違和感なく実現します。ヒアルロン酸は注入する量を調整できるので、施術したことを他人には気付かれない適度なサイズアップが可能です。また外側だけにボリュームを作りたい、胸元の開いたトップスを着用したときに美しい谷間を作りたいなど、部分的なボリュームアップにも対応しています。メスを入れる手術を一切しないので、跡も残らないし施術後すぐに普段の生活を送ることができるのは魅力です。

 

ヒアルロン酸は美容だけでなく、整形外科の治療にも大変役立っています。関節が痛くなる関節リウマチの治療や、軟骨がすり減ることで膝関節が変形し痛みが生じる変形性膝関節症、肩関節周囲炎などの治療にも使われています。これにはヒアルロン酸を関節内に直接注入することで関節液の中のヒアルロン酸が補われ、痛みと炎症を緩和して関節の働きをよくする効果があります。

 

ヒアルロン酸注射を鼻にするメリット

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ヒアルロン酸注射を鼻にすることで、鼻全体が高くなる、鼻筋が通るなど、さまざまな効果が期待できます。鼻は顔の中心にあるので、鼻の高さを少し調節するだけで顔全体の印象がだいぶ変わってきます。日本人特有のさっぱりとした顔立ちも魅力的ですが、目鼻立ちがはっきりとしたメリハリのある顔立ちは元気で華やいだイメージがあって好印象です。鼻にヒアルロン酸注射をしたその日から、魅力的な顔に近づけるはずです。

 

日本人に多いのが、低い鼻。その原因は、目と目の間にある軟骨が低く、眉間から鼻先までカーブを描いたような形になっていることです。しかしモデルさんや女優さん、欧米人など鼻が高くて鼻筋が通った顔というのは、眉間から鼻先まで真っすぐな一本線を描いています。この目と目の間にヒアルロン酸を入れることで、誰もが理想の鼻の高さ、鼻の形に近づくことが可能になります。

 

鼻のヒアルロン酸注射は、シリコンなどを入れる整形手術とは違い、メスを身体に入れないので、施術による大きな失敗がほとんどないのが最大のメリットです。効果も施術後すぐに実感でき、施術の痛みも腫れも少なくて、入院する必要もありません。施術時間も短いので学校やお仕事をわざわざ休んで通院することもなく、施術後もすぐに普段通りの生活を送ることができます。

 

また、ヒアルロン酸注射は持続期間が永久的ではありません。個人差や注入する場所にもよるものの、半年から1年程度で皮膚細胞に吸収されて体内に戻ってしまいます。もし施術後に希望通りにならなかった、理想の鼻の形状が変わってしまったなどといったことがあっても、施術のやり直しができるというのもメリットの一つになるかもしれません。

 

そしてヒアルロン酸注射は、他の美容整形よりも料金が安くて済みます。近年のプチ整形の流行もあって、女性だけでなく男性にも人気の高い施術方法です。

 

失敗しないために知っておきたい鼻のヒアルロン酸注射の注意点

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ヒアルロン酸の副作用(デメリット)は?

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加齢などによってできたシワの治療には、かつてはコラーゲン注射が使用されていました。コラーゲンもヒアルロン酸と同じく、もともと人間の身体を構成する物質なので、副作用の心配は少ないように思われています。しかしコラーゲンを構成する成分はタンパク質で、人間が生きていくために欠かせない炭水化物、脂質と並ぶ三大栄養素の一つです。そしてタンパク質は身体に異変が生じるアレルギーを引き起こす原因物質でもあります。ほとんどの医療機関では、コラーゲンを用いてシワを治療する場合には、事前のテスト注射でアレルギー反応が起きないかを確認してから万全の体制で治療が行われていました。

 

ヒアルロン酸の場合は、N-アセチルグルコサミンとグルクロン酸が結合したムコ多糖類なのでアレルギーを引き起こすことは、ほとんどありません。ヒアルロン酸はネバネバしているので極細の針を使用してシワの治療箇所に入りやすくなっています。そのため痛みは少なく、アレルギーによる副作用の心配もない安全で安心な方法です。

 

しかし、ヒアルロン酸注射によるトラブルもゼロではないのが現実です。それはどうしてなのでしょうか。

 

ヒアルロン酸注射は、顔のパーツのさまざまな箇所で使われています。鼻の整形から、目の下の小ジワや涙袋の改善、唇のシワや血色の改善、唇のボリュームアップにも使われています。そのため、美容治療に使われるヒアルロン酸は硬さ、濃度、粘稠性によってさまざまな薬剤がそろっています。通常のヒアルロン酸は硬いものは長い期間効果が持続して、軟らかいものは効果が短いという性質があります。

 

ヒアルロン酸はいろいろなメーカーから出ていますが、どれも原価に大きな差はありません。過剰な広告や宣伝文句、施術料金が他と比べて極端に安い場合などは注意が必要です。信用できるクリニックかどうかを、しっかりと見極めることが大切になってきます。

 

ヒアルロン酸注射で鼻が壊死したというトラブルも起こっています。これは、ヒアルロン酸注射で一番効果が表れるといわれている、鼻の脇から唇の端にできるほうれい線の治療によるトラブルです。顔の血管は複雑な走行をしており、ほうれい線の下に動脈の枝が小鼻に向かって走っているのですが、ほうれい線にヒアルロン酸を注射する際に、一番気を付けなければいけないのが、この動脈に注射をしないことなのです。しかしこの血管にヒアルロン酸をまちがって注入してしまい、血液の流れが止まり、それより先の皮膚に血液がいかなくなってしまって鼻が壊死したという悲惨な結果を招いてしまいました。

 

これは副作用というレベルのものではなく、あきらかに技術の未熟なドクターが施術に失敗した事例です。この壊死した鼻を治すためには、皮膚移植しか方法がありません。経験豊富で信頼のおけるドクターを自らきちんと確認してから施術するクリニックを決めることが大切です。美しい鼻にするために気軽に受けたヒアルロン酸注射が、思わぬ事態になってしまったら元も子もありません。

 

ヒアルロン酸注射に腫れや痛みはあるの?

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ヒアルロン酸注射は、整形手術とは違ってメスを使ったりはしないので身体に傷はつきません。施術箇所にヒアルロン酸を注入する場合も、極細の注射針を用いるので通常の注射よりも痛みは少ないでしょう。また注射針のチクッとした痛みをやわらげるための貼る麻酔薬や、塗る麻酔薬を使用するクリニックもあるなど、なるべく痛くない治療を心がけているようです。

 

施術後の腫れはほとんどありません。ヒアルロン酸の注入後にすぐメイクができるのも女性に人気のポイントでしょう。しかし、ヒアルロン酸注射後に患部が赤く腫れたり、かゆみを生じたりするといったケースも少なからずあるようです。アレルギー反応が起こったのかと心配する人もいるかと思いますが、消毒が不十分で起こる感染症やドクターの施術ミス、ということもあり得ます。

 

大量のヒアルロン酸を一部分に注射した場合、細菌が付着しやすくなることも。そのため感染によって患部の腫れや痛み、かゆみなどの症状が起きていることがあるかもしれません。

 

また患部が内出血している場合は、注射針が血管を傷付けている可能性もあります。

 

ヒアルロン酸注射もアレルギーがあるの?

 

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ヒアルロン酸は、もともと人間の体内に存在する物質なので、ヒアルロン酸注射はアレルギー症状がほとんど出ないのがメリットとされています。実際に施術を受ける前のアレルギーテストの必要もなく誰もが安心して受けられる施術とされています。ですが、まれに症状が出たというケースもあるのが現実です。

 

ヒアルロン酸には動物由来のものと非動物由来のものがありますが、動物由来のヒアルロン酸の中には、ニワトリのトサカから作られているものがあります。これには不純物としてタンパク質が含まれることがあるため、鶏タンパクにアレルギーのある人は使用することができません。

 

しかし近年のヒアルロン酸注射で用いられる薬剤は、非動物由来のものがほとんどです。しかしリスクが全くゼロということはないため、アレルギーを持っている人は念のため使用する薬剤についてきちんとドクターに確認することが大切です。また動物由来の薬剤を使用しているクリニックであれば、事前にアレルギーテストをしてもらうことをおすすめします。

 

もしもアレルギー反応が起きてしまった場合は、ヒアルロン酸を取り除くヒアルロン酸分解注射を行うことがあります。ヒアルロン酸を注入した箇所に薬剤を入れて、ヒアルロン酸を溶解させて取り除く方法です。症状は治まりますが、感染が原因であれば逆効果になることもあります。いずれにせよ、ドクターの判断が肝心です。

 

鼻のヒアルロン酸注射の受け方

 

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ヒアルロン酸注射の施術は、自分の理想の鼻の形状をカウンセリングでしっかり伝えることから始まります。次にドクターが、ヒアルロン酸を注入する部分にペンでマーキングしていきます。そしてヒアルロン酸を注射する患部に痛みを最小限にするための麻酔を行った後に、鼻の付け根部分から鼻筋など、バランスを見ながら少しずつヒアルロン酸を注射していきます。ヒアルロン酸を注入するまでの所要時間はわずか10分程度です。

 

ヒアルロン酸注射をするカウンセリングでは、美しい鼻にデザインしてもらうためにもしっかりとしたイメージをドクターに伝えることが重要です。鼻を高くしたいといっても、鼻の付け根部分を高くするだけでは、バランスが悪くその部分ばかりが高すぎて不自然な形になります。美しくキレイな鼻の形状にするポイントは、鼻の付け根から鼻先にかけてストレートなラインをデザインすることです。

 

さらにヒアルロン酸注射は大量にしたからといって美しくなるものではありません。逆にヒアルロン酸を入れ過ぎると鼻筋が太くなってしまいます。それも施術後から少しずつ太くなっていくようで、不自然な鼻に気付かないまま日々を過ごしているといった残念なケースもあります。入れ過ぎたヒアルロン酸を溶解して新たに注射し直す方法もあります。

 

鼻のヒアルロン酸注射は通常1本で、約1年間は十分な効果が持続するとされています。約2~3年かけて徐々に体内に吸収されます。美しい鼻は定期的にヒアルロン酸を注射することで効果が持続していきます。

 

鼻のヒアルロン酸注射の値段

 

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ヒアルロン酸の薬剤の種類は多数あって、鼻、口、頬などとそれぞれの部位に適したヒアルロン酸を使用します。

 

ヒアルロン酸注射の薬剤は、ほとんどが1本で1ccです。余ったヒアルロン酸は廃棄するのが通常ですが、例えばヒアルロン酸0.1ccで○○円のような販売をするクリニックは、同じ人や他の人の鼻以外の部位に使い回しをしているか、複数の人で使い回している可能性もあります。使い回しは薬剤メーカーも推奨していません。1本のヒアルロン酸注射を複数の人に使い回すと、HIV(ヒト免疫不全ウィルス)、B型肝炎、C型肝炎などさまざまな感染症を引き起こしてしまう可能性があります。

 

鼻のヒアルロン酸注射の値段は、医院にもよって異なりますが、目安としては1本50,000円前後。各部位によって通常の値段の3倍ほどで長期持続するヒアルロン酸メニューや、ヒアルロン酸入れ放題メニュー、ヒアルロン酸1本+施術代と設定しているところもあるなど、クリニックによって多彩な施術料金メニューがあります。

 

まとめ

 

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最後まで読んでいただきありがとうございました。鼻のヒアルロン酸注射はとても手軽で、ほとんどの方が無理なく施術を受けることができるプチ美容整形です。ヒアルロン酸はもともと人の身体の中にある自然な成分なので、アレルギーなど副作用の心配もほとんどないというのも特徴といえます。手術のようにメスを使用しないので、施術の痛みや腫れも少なく、施術直後からメイクも可能です。施術時間は10分前後で、術後はそのまま帰宅し普段通りの生活を送ることができるのです。「憧れのモデルさんのような高い鼻になりたい。でも大掛かりな手術をするのはちょっと不安で怖い」という方にピッタリの美容整形です。鼻をほんの少し整えただけで、顔の印象はがらりと変わります。鼻にヒアルロン酸注射をして長年のコンプレックスを克服したという方の中には、新しい自分と新しい人生を手に入れた!とハッピーな毎日を送っている方が大勢います。

 

鼻にヒアルロン酸注射をしてくれるクリニックはたくさんありますが、それぞれに特徴があり、またドクターの個性もさまざまです。ホームページを開設しているクリニックがほとんどなので、施術メニューや料金などを事前にチェックしておくことをおすすめします。最初のカウンセリングではしっかりと自分の意志を伝え、施術後のイメージをドクターと共有することで、トラブルなく、理想の顔立ちへと変身できるでしょう。スタッフやドクターの対応、クリニックの雰囲気などをしっかりチェックすることも大切です。